映画雑記

映画やドラマの感想です。(ネタバレあり)

「犬ヶ島」

ウェス・アンダーソン、いいですよね!

質感というか、トーンというか、色合いというか、

細部まで見逃したくないと思って、観終わってからも

気になるところを部分部分で見返したりして、

特典映像も素晴らしく、それを観てからまた観直すという、

一粒で何度でも楽しいウェス・アンダーソン作品!

 

観てすぐに、七人の侍のサントラが聴きたくなって、

これは日本が好きなのか、逆にディスっているのか、

こういう映画こそ、日本で作んないと!と思ったり、

いや、逆だからいいのか…とも思ったり。

 

この監督がリスペクトする対象を自作品に練り込む感じが、

リスペクトっぷり、どどーんと伝わってます!と実感できて、

この作品を観たあとは、しばし太鼓と鐘の音がリフレイン。

ゴミも土地土地で分別されているところとか、

街の雰囲気や、人も犬も、そこかしこに、

日本をわかっていますね、と思える物事を見せられて、

この作品のDVDを借りるときにコンシェルジュのKさんが、

上映時にはうちの店でも小道具が展示されて、

監督も夜中にフラッとやってきたんですよ!

僕はいなかったから会えなかったけど!とプチ情報を教えてくださった。

その頃に観ていたら、パペットの小道具、絶対見たかった。

 

動画もみつけたので。

監督のコメント

「黒澤さんならどうする」が、ある本とリンクしておおっ!と大興奮。

ウェス・アンダーソン監督、日本愛爆発のスピーチを披露!映画『犬ヶ島』来日記念舞台挨拶 - YouTube

 

どうしよう、また観たい。

中毒性。