「情婦」
この作品もビリー・ワイルダーで、
見事なまでに、最後の最後ですごい猛スピードの展開があって
ひっくり返りそうになった。これはもう気持ちいいくらいにやられた感。
DVDを返却してコンシェルジュのKさんに、面白かった!と伝えたら、
「あれはやられますよね〜!あんな爽快な法廷ドラマ見せられたら、ねぇ」
と同意見。あの、カツラのくだりや、葉巻のくだりは何だったんだ!
なが〜いプロローグ見せられてたのかぁ、してやられたり!と、ひと盛り上がり。
まずは、ウィルフリッド(チャールズ・ロートン)が
実はめちゃめちゃキレものの弁護士だということが良いです。
正義ってなんだろう。
原作も読もうと思う。
「コンタクト」
「ルーシー」とか「メッセージ」からの流れで
「コンタクト」借りて観た。
ですよね!という納得感。
この作品を観た後、ついつい検索。
Powers of Ten™ (1977) - YouTube
これ、つい見入ってしまった。
この映像をぼんやり眺めるのが好きなのだ。
「犬ヶ島」
ウェス・アンダーソン、いいですよね!
質感というか、トーンというか、色合いというか、
細部まで見逃したくないと思って、観終わってからも
気になるところを部分部分で見返したりして、
特典映像も素晴らしく、それを観てからまた観直すという、
一粒で何度でも楽しいウェス・アンダーソン作品!
観てすぐに、七人の侍のサントラが聴きたくなって、
これは日本が好きなのか、逆にディスっているのか、
こういう映画こそ、日本で作んないと!と思ったり、
いや、逆だからいいのか…とも思ったり。
この監督がリスペクトする対象を自作品に練り込む感じが、
リスペクトっぷり、どどーんと伝わってます!と実感できて、
この作品を観たあとは、しばし太鼓と鐘の音がリフレイン。
ゴミも土地土地で分別されているところとか、
街の雰囲気や、人も犬も、そこかしこに、
日本をわかっていますね、と思える物事を見せられて、
この作品のDVDを借りるときにコンシェルジュのKさんが、
上映時にはうちの店でも小道具が展示されて、
監督も夜中にフラッとやってきたんですよ!
僕はいなかったから会えなかったけど!とプチ情報を教えてくださった。
その頃に観ていたら、パペットの小道具、絶対見たかった。
動画もみつけたので。
監督のコメント
「黒澤さんならどうする」が、ある本とリンクしておおっ!と大興奮。
ウェス・アンダーソン監督、日本愛爆発のスピーチを披露!映画『犬ヶ島』来日記念舞台挨拶 - YouTube
どうしよう、また観たい。
中毒性。
「心と体と」
「同じ勤め先の、とある男女が、
実は同じ夢(=眠って見る夢)を見ていたことがわかって、
人づきあいがうまくない女性が、同じ夢を見ている男性に
どんどん惹かれていくっていう映画なんですよ!」
みたいなことをコンシェルジュkさんに言われて、
「ほほぉ、それは借りてみたいです」
というようなかるーい気持ちで借りて観た。
主人公のつとめる食肉処理場の映像の、
ドキュメンタリーな、血のしたたる場面に、
わかっちゃいるけど、「…ですよね」と
気持ちが現実をつきつけられるその感触にもっていかれて、
でも、ラストの腕の血のシーンで、このためか?!と
難しい数式がさらさらさら〜っと解けたような気持ちに陥る。勝手に。
さらに鹿の美しさと、夢の意味、牛の解体、
思うようには動かない体や心の人間、
難しい問題を出されたような要素がからんで、
観終わってから大きく深呼吸。
お肉を食べるということは、
命をいただくということだと、改めて思い知る。
「ピッチ・パーフェクト2」
パート1を観終わって、パート2のディスクをデッキにセットする頃には、
完全にバーデン・ベラーズが好きになっているので、
いきなり冒頭でやらかして、活動停止に追い込まれるところから始まるとなると、
さしあたって一気に観ちゃうやつだ!これは。と、腰を据えるのであった。
スヌープドギードッグとか、
オバマ元大統領とか、出てくると、おおっ!という気持ちになる。
コンシェルジュkさんには、この作品を借りるときに
オバマ大統領の時代に、本人役で出てますし!と言われたけど、
あまりにもハレンチ?なアクシデントのシーンだったので
調べてみたら、映像を使用して編集で会場にいるていにしたとあって、
ですよね!と納得した。
アクシデントをおこしたエイミー(レベル・ウィルソン)と
リリー(ハナ・メイ・リー)が妙に気になるのだった。