「妻よ薔薇のように 家族はつらいよⅢ」
夏川結衣さんのこと、このシリーズをとおして、
いい女優さんだなぁと再確認。
「妻よ薔薇のように」では夏川さん演じる史枝さんが軸だけど、
それにしても夫役の西村雅彦(西村まさ彦)さんにはイライラし、
舅役の橋爪功さんにはハラハラし通しで、そして本作でも小林稔侍さんが気になり、
うなぎの出前とか、本作ではこうなっているんだ!とニヤッとしながら観た。
このあたりから、なんてことない風景やシーンの構図のようなものが
とても美しくて、細かな計算があるのだろうなぁと思えて、
うたた寝のところとか。実家のシーンとか、
観終わってから気になる場面を見返したりした。
第4弾、楽しみにしている。日本を代表する大家族に成長していくのを願う。
史枝さんの仕事は家事ということで、彼女が家事以外の仕事に着手することは、
この映画の世界にはないんだろうなぁ。
蔦屋のソムリエというかコンシェルジュKさんに聞いて知ったのだが、
この作品は、成瀬巳喜男監督の「妻よ薔薇のやうに」(1935年の作品)のオマージュだそうで、「DVDになっていないんですよね〜」と言われたが、
映画のバトンってこうやって繋いでいくんだなぁと感動もした。
で、すすめられて成瀬監督の「めし」を借りた。