「マルタイの女」
初めてこの作品を観たときは、宮本信子さんが演じる主人公の自宅がモダンで、かっこいいなぁと憧れた。
主人公に振り回されながら、西村雅彦さんと村田雄浩さんが護衛する様子が楽しいというか、なんというか、チャーミングな雰囲気。あ、今は西村まさ彦さんか。
クレオパトラの舞台のシーンは思わず笑ってしまった。
教団のキャスティングもぴったりで、怪しさが際立っていた。
主役の名前がビワコというのは、誰かを彷彿させないように、絶対にありえない名前にしたかったのかなぁと、今更ながら思った。
それにしても、この作品を最後に監督が亡くなったのは残念だ。
影響力のある人物や作品というのは、こうやってストップをかけられるのだろうか。